事業拡大に伴い奈良県に2棟目となる工場を新築されたお客様。新しい生産ラインの稼働には大規模な電力が必要不可欠であり、電力会社から高圧での受電を求められていました。工場の安定稼働と将来の増設にも対応できる、信頼性の高い受変電設備の導入が課題となっていました。まず、設置場所の状況を入念に調査し、最適な基礎工事を実施。その後、工場への搬入経路を確保した上でキュービクル本体を搬入し、大型レッカーを用いて慎重に吊り上げ、所定の位置へ。ミリ単位の精度が求められる中、M16アンカーボルトで基礎鋼材に確実かつ強固に固定しました。設置後は、高圧ケーブルの接続や各種試験を丁寧に行い、安全を最優先に作業を完了しました。施工後は無事に送電が開始され、お客様の新工場は計画通り順調に稼働しています。安定した電力供給により、お客様の新たな事業展開と生産性向上という重要な基盤づくりに貢献することができました。