快適な室内環境を維持するうえで、空調設備は欠かせない存在です。オフィスや商業施設、工場など、多くの場所で空調設備が活躍していますが、その重要性は往々にして見過ごされがちです。本稿では、空調設備とその工事の重要性、そして定期的なメンテナンスを怠った場合に起こりうる問題について詳しく解説します。
空調設備とは

空調設備は、室内の温度、湿度、空気の清浄度、気流を制御し、快適な環境を作り出す設備を指します。具体的には、エアコン、換気扇、空気清浄機などが含まれます。これらの設備は、単に快適さを提供するだけでなく、健康維持や作業効率の向上にも大きく貢献しています。
空調設備工事とは
空調設備工事とは、これらの設備を設置したり、修理したり、更新したりする作業のことを指します。新しい建物に空調システムを導入する際はもちろん、既存の設備を最新のものに置き換える際にも空調設備工事が必要となります。この工事には、機器の設置だけでなく、配管や電気工事なども含まれる場合があり、専門的な知識と技術が要求されます。
空調設備には定期的な点検が必要
空調設備には定期的な点検が必要不可欠です。定期点検を怠ると下記のような、様々な問題が発生する可能性があります。
⓵エネルギー効率の低下
空調設備は使用を続けるうちに、フィルターの目詰まりや部品の劣化が進みます。これらの問題を放置すると、設備は同じ冷暖房効果を得るためにより多くのエネルギーを消費するようになります。結果として、電気代が高くなってしまうことにつながります。
②室内環境の悪化
空調設備のフィルターが目詰まりすると、空気清浄機能が低下し、室内の空気質が悪化します。従業員の健康にも悪影響を及ぼす可能性があり、アレルギー症状の悪化や、感染症のリスク増大につながる恐れがあります。
さらに、設備の突然の故障リスクも高まります。定期的なメンテナンスを怠ると、小さな問題が見過ごされ、やがて大きな故障につながる可能性があります。特に夏場や冬場など、空調設備への負荷が高まる時期に故障が発生すると、業務に深刻な支障をきたす恐れがあります。
③空調設備の寿命の低下
適切なメンテナンスを行うことで、空調設備の寿命を延ばすことができますが、逆に点検を怠ると、想定よりも早く設備の更新が必要になる可能性があります。
④安全性の低下
空調設備には電気系統や冷媒を扱う部分があり、これらが適切に管理されていないと、火災や冷媒漏れなどの事故につながる恐れがあります。特に大規模な施設では、事故が発生した場合の影響は甚大となります。
よくご相談頂くお問合せ
ここでは当社がよく頂く空調設備に関するお問合せをご紹介します。
⓵換気扇(シロッコファン)が動かなくなった
工場などに設置されている換気扇(シロッコファン)ですが、よく急に動かなくなったというご相談を頂きます。この場合は、カビやほこりが詰まっているという原因が多いです。
②エアコンが効かない
以前まで使っていた設定と同じなのに急にエアコンが効かなくなったというご相談もよくいただきます。フィルターのつまりなども原因としてありますが、あまりにも効かない場合はガス漏れや機械の故障が原因として多いです。
③換気扇から音がする
換気扇を回していると換気扇から異音がするというご相談もよくいただきます。この場合多い原因として、長期間使用にともないモーターの軸がぶれてしまっていること、モーターの経年劣化などがあります。モーターの経年劣化だと交換になる場合がほとんどです。
これらのよく頂くお問合せに共通していることは、定期的な点検・メンテナンスを怠っていたことがあげられます。設置場所や設備によっては点検やメンテナンスが困難なものもありますので、専門家に依頼することを推奨します。
